ヘルパーの実習
ヘルパー資格における実習とは 施設実習
ヘルパー2級の取得には実習を行う必要があります。
実習時間は30時間と定められており、以下の2か所での介護実習を行います。
それは特別養護老人ホームやグループホームといった施設での実習と、在宅訪問介護事業所での在宅介護実習です。
施設実習はおおよそ2日間行います。内容は職員に同行し、施設内の清掃、ベッドメイクやシーツ交換、食事の補助、衣服の着脱などを行います。
実習でのポイントは、・1日の流れを体験し理解する・福祉用具の利用による自立支援の方法を体験し学ぶ・利用者の加齢や障害による接し方の違いについて学ぶなどです。
対してデイサービスでの実習は1日と少し短いものですが、利用者の入浴やリハビリなどの手伝いを行います。
他の施設と異なり、様々な催し物を行うことがあります。実習の際は見学しながら利用者とのコミュニケーションを図ると今後の参考になるでしょう。
ヘルパー資格における実習とは 訪問介護実習
次に在宅訪問介護実習ですが、2日間行います。
必ず訪問予定の利用者についてケアプランなどホームヘルパーから確認しましょう。
実習では掃除、ごみ出しといった「生活での援助」が主になります。
ここで注目するのは利用者とホームヘルパーの雰囲気です。
何故なら在宅介護では利用者とヘルパーの信頼関係がとても重要になるからです。
実習でのポイントは・施設とは違う在宅介護の特徴を理解する・限られた時間内でどのようにサービスが行われているか体験し学ぶなどです。
ヘルパー資格における実習とは 実習に行く上での心構え
実習を終えたら、それぞれの実習について自分が感じたことや勉強になったことをまとめます。
座学と異なり、実際の現場に触れられる実習は今後ホームヘルパーとして勤務するうえで大切なことです。
心構えとしては・体調管理を万全にする・謙虚な気持ちで前向きに取り組む・利用者の要望も職員に確認・指示を受けてから行動するなどです。
短い時間ではありますが、利用者と接する貴重な機会でもあります。悔いのないよう一生懸命学んでいく姿勢が重要といえるでしょう。